単純作業でありながら、時間をとられがちな封入作業。封入封緘機を導入することで、大幅な効率化が期待できる業務です。封入封緘機は多彩な機能を搭載しています。封入封緘機のプログラムを設定することで、人が行っている細かな工程を人より正確に行うことが可能です。どのようなプログラム設定ができるのかを紹介します。
封入封緘機は、プログラムを設定して、様々な使い方ができます。手作業でなければ難しそうに感じる微妙な調整も、柔軟に対応できるのが封入封緘機の大きなメリットです。しかし、どのようなプログラミングが可能かを知らないと、ワンパターンな使い方になってしまいます。ここでは、封入封緘機で設定できる代表的な機能を確認していきましょう。
プログラムの自由度が高い封入封緘機では、独自の作業フローを設定できる機能が搭載されています。特定の文書セットを特定の順序で封入するように設定することが可能です。請求書と納品書を一緒に封入したいというケースは多いでしょう。このとき、請求書を先に封入するか、納品書を先に封入するかをプログラムで指定できます。複数枚の文書を決めた順番で封入できるため、顧客にとっても分かりやすいです。
バッチカウンターを使用すれば、バッチ処理の管理が可能です。バッチカウンターは、あらかじめ決められた一定量の処理を自動的に行える機能です。バッチ処理をインサーター自身が管理します。バッチ処理が完了すると、インサーターは自動的に停止するため、インサーターを管理する必要がありません。処理したいバッチ数の指定ももちろん可能。バッチカウンターのオン・オフで切り替えできるインサーターが一般的です。
速度の設定ができるインサーターであれば、封入したい文書の内容に応じて速度調整が可能です。たとえば、イベントやキャンペーンの案内状なら速度を上げて効率を重視、請求書など顧客情報が記載されている重要書類は速度を下げて精度を重視といった具合に変更することができます。繁忙期には速度を上げて生産性を上げ、精度が特に重要な場合は速度を下げるといった調整をすることで、業務を効率化できます。
文書の封入に必須の機能といえる折りたたみですが、どのように折りたたむかを指定することができます。人が作業する場合、二つ折りや四つ折りは簡単です。三つ折りは、折る位置の調整が難しく、失敗して折り目が複数ついてしまったり、シワができることもあります。インサーターのプログラムで設定すれば、きれいにたたむことができ、顧客が気持ちよく受け取れるでしょう。
封入封緘機は、プログラム設定を活用することで、人がする作業をインサーターに任せることができます。封入作業の手順のプログラムやバッチ処理の管理、速度調整、折りたたみ設定などが可能です。他にも、他のオフィス機器やシステムと連携できる等、柔軟な機能を搭載した機種が各メーカーから発売されています。搭載されている機能は、メーカーやモデルによって異なるため、導入時にどのような設定が可能か確認しましょう。
ピツニーボウズジャパンは、卓上型の封入封緘機を主に取り扱っており、製品の性能の違いで8種類ものラインナップを誇っています。
導入時のコンサルティングにも注力しているため、現在の状況をどのように効率化していきたいかなどをヒアリングし、要件に適う製品選びを行ってくれます。
また、点検や修理などの多様な要望に応える「PB保守サービス」も用意しているので安心です。
BlueCrestは主に大型の封入封緘機を取り扱っており、さまざまな種類の封入封緘作業に対応できる機種から大口のDMに特化した機種まで、幅広く取り扱っています。
オプションで機能を拡張することもできるため、お客様の環境に適した製品を提案可能。
加えて、サービス技師とサポート専門家のフォローにより、業界ハイレベルの設備保全サービスの提供に努めています。
【選定条件】Google検索「封入封緘機」でヒットした封入封緘機メーカー7社の内それぞれ下記の理由で選定(2022年12月26日時点)。
ピツニーボウズジャパン(卓上型):取り扱っている製品の種類が最も多い(8製品)
BlueCrest(大型):取り扱っている製品の種類が最も多い(8製品)